『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んだ。
※ネタバレあります
私は物理学が苦手というより、人生でほとんどちゃんと勉強したことがない。
なので、作中に登場する科学的な理論などは、途中から「なるほど…そういうものなのね」と、かなり雰囲気で読み進めた。
本の中の描写だけでは宇宙船の内部の構造や宇宙船同士を結ぶトンネルの形状の想像もなかなか難しかった。
でも、それでもストーリーだけでも楽しめた。
少しずつ主人公が記憶を取り戻しながら、過去と現在を行き来する物語の進み方。
最初は自分が誰なのかも、何のために宇宙にいるのかもわからない主人公。
私が一番楽しんだのは、やっぱり宇宙人ロッキーとの友情だ。
宇宙人と遭遇したら普通はパニックになりそうなのに、主人公は驚くほど冷静。
どうせ死ぬ(地球には戻れない)ってわかってるから?
未知の存在を前にしても、「怖い!」より先に「どうやったら意思疎通できる?」と考える。
その冷静さもすごいし、二人が少しずつ相手の言葉を理解していく過程も面白かった。
音符で話す宇宙人はかわいいけど、見た目がクモなのは嫌やな・・・。
大学生の頃、正統派宇宙映画だと勘違いしてレンタルしたアポロ18を思い出す・・・。
地球人と宇宙人。
言葉も文化も身体のつくりも全然違うのに、「相手を理解したい」という気持ちは同じ。
しかも、二人とも科学者だから、仮説を立てて、試して、間違っていたら修正して……と、ものすごいスピードでコミュニケーションを成立させていく。
その様子を読んでいるうちに、いつの間にか「宇宙人」だったロッキーが、完全に「友達」になっていた。
宇宙の壮大さにわくわくしながら、宇宙人との友情に胸を熱くしながら読めた一冊。
宇宙系SF、おもしろい!!

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